スマートなお酌もヨーロッパではマナー違反となることも
男女混合で食事の席に着き、ワインなどのお酒類が運ばれてきた場合、女性がさっとワインのボトルを取ってみんなのグラスにお酌をする。
日本では普通に見られる光景ですし、それを見て「気の利く女性だな」と良い印象を持つことはあっても、悪い印象を持つ人は特に居ないと思います。
ですがこのお酌、ヨーロッパの人から見ると、まるで逆の印象を与えるので注意が必要です。
小さいころからレディー・ファーストを教え込まれているヨーロッパの人たちにとってこの光景は「女性にお酒を注がせる横暴な男性」と感じ、不快に写るのだそうです。
ヨーロッパではこの場合、男性がさっとワインボトルをとって、まずは女性のグラスに注ぐのが正しいマナーです。
また、食事中に他の人のグラスが空になっているのを見ると、ついつい人のグラスにワインを注いでしまいがちですが、これも嫌がられることがあります。
ヨーロッパの人にとって手酌は決して行儀の悪いことではありません。
むしろ、自分が飲みたい時に飲みたいだけ自分で注ぐのが普通なので、食事が始まった後はあまり勝手に人のグラスにお酒を注ぐ必要はありません。
もちろん、飲みたがっている人がいれば、自分に注いだついでに相手のグラスに入れてあげるのは失礼にはあたりません。
また逆に、誰も自分のグラスにお酒を注いでくれないからと言って遠慮することもありません。そういう時は、自分でボトルを取って手酌で飲んでも、マナー違反ではありません。